温泉日記30 万座温泉 湯の花旅館 平成13年10月13日更新

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群馬県万座(まんざ)温泉 湯の花旅館 平成13年8月24日

 万座温泉は、1,800mの高地に毎分1,600リットルの湯が湧きだしており、昔からの湯治旅館がそのままの姿を残す温泉場である。

温泉旅館は現在10軒、いずれも豊富な湯量を背景に個性的な浴槽を設けている。

湯の花旅館玄関

湯元の万座温泉ホテル、万座温泉最古の苦湯(にがゆ)、ほか5つの湯を持つ日進館、湯治の宿の豊国館、湯の花旅館、庭園風呂の万座高原ロッジ、その他のリゾートホテル等々。

 今回入湯の湯の花旅館は湯畑のそば、万座温泉で一番眺望の良い高台にある典型的な湯治旅館である。

内湯 男

ここは 「猿のこしかけ風呂」で有名、噂を聞いて訪れる湯治客も多い。

万座温泉の湯は我が国屈指の名湯として知られており、当然飲泉も可能。

味は正直奇妙な味で何杯も飲めるものではない。

猿のこしかけ

風呂は内湯が男女1つずつ、露天風呂は混浴。いずれも源泉掛け流し。いかにも成分濃厚と思われる乳白色の湯が溢れている。

内湯 女

泉質は硫化水素酸性泉、pH1.82、源泉は96.1度、樋を通すことで適温に調整、いい湯はそれだけで最高の癒しである。

月見岩の露天風呂

浴後、食堂代わりの囲炉裏端で湯治のおばさん4、5人と談笑。昔ながらの湯治の宿の雰囲気があちこちに漂い、一度は長逗留したくなる宿である。

万座温泉地図

群馬県吾妻郡嬬恋村干俣2401

電話 0279−97−3152

入浴料金700円 AM10:00〜PM3:00

宿泊料金:7,000円〜、自炊コース 3,200円、半自炊コース 3,500円

交通:JR吾妻線万座鹿沢口駅から万座温泉行きバス1時間。

車:関越自動車道渋川伊香保IC、R353、R145、R292経由81km。


温泉作家 簾田彰夫(★★★★)


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