温泉物語 玉川温泉物語 その3
平成16年5月9日更新
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 玉川温泉には、図右側の昔からある「玉川温泉」と、左側の「新玉川温泉」の2つがあります。新玉川温泉は1999年に開業したホテル形式の温泉です。

  1. 玉川温泉は古くからの建物で旅館部(450名)、自炊部(240名)、約700人が宿泊できます。自炊部は相部屋になり、湯治客専用です。旅館部も相部屋になることが多く、若い人向きではありません。
  2. 新玉川温泉は1999年に開業したホテル形式の宿で約700名、すべて個室になっていますから、今後はこちらの宿に人気がでます。浴室は玉川温泉とほぼ同じ規模、湯量、湯質ですが、こちらには寝湯がなく、歩行湯があります。同じ大噴の源泉(98度、毎分9,000リットル)から引湯していますから、効果はほぼ同じと見ていいでしょう。
  3. 経営はどちらの宿も同じです。
  4. なお、平成16年5月1日に『ぶなの森玉川温泉』(湯治館そよ風)がオープンしました。

玉川温泉・新玉川温泉案内図
玉川温泉・新玉川温泉 案内図

 玉川温泉は、2つとも湯治場に徹しています。1日1,400人も泊まる温泉宿に娯楽施設が一切ないのは驚きです。玉川温泉を創立した五代目関直右衛門の「病弱者が安心して湯治のできる温泉にする」というこころざしが今でも生きているからです。

 玉川温泉のもう一つの大きな魅力は、岩盤浴(がんばんよく)です。玉川温泉の東側300mに地獄谷があり、ここから東側が岩盤浴で有名なところです。

これが有名な岩盤浴の写真
岩盤で健康食品作り
岩盤のあちこちで熱蒸気やガスが噴き出しており、そこにニンニクや芋類、生卵などを網に入れて15分から20分程度蒸すと、とても美味しくできあがります。ヤケドをしないように軍手や火箸などを用意して下さい。

 案内図の左側に天然記念物「北投石」があります。台湾の北投温泉と玉川温泉以外では産出されない貴重な石で、普通の石の1,000〜10,000倍もの放射能をもち、蛍光性、熱燐性などを有する希少価値の高いものです。「大噴」付近がもっとも放射能が高いといわれています。

岩盤浴について、更に詳しく解説します。


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