アーサーおじさんのデジタルエッセイ487

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第487 なんか力の抜けたもの 


 なんか本なんかを読んでると、まして結構役に立ちそうな本にぶつかるほど、だんだん固くなって、ふむふむと言いつつ、思考が固くなる。
漢字が多い思考に嵌まる。
 なんか違うなあ、日常生活とは必ずしも、ピース(断片)が合わないなあとも思うことになる。
内容に納得すると、それからついつい追い立てられるような、忘れてはいけないような。
でも僕は、単に哺乳動物だし、小鳥だし、緑色の毛虫だし、毛づくろいしているうちに、ほんわかと春の温度を感じる以外、忘れてしまいそう。
民主党とか天皇制とか郵政問題とか、勤務時間だ残業だとか、脳の発達とか、英才教育とか、なんか義務感で一杯の人生に、必要な事柄が、よく分からなくなったり・・・。
 五感が第六感と仲良くなって、原始人の頃に時間移動したりして、その理屈もいらなかったりして。
簡便でやさしいひと時にまどろむ。
そうして、それでもやりたいことが、たぶん大事なんだろうと思う。
ま、それだけは「何なのか」
しっかり掴んでおきたいなあと思う。

 来週には桜が開花するか、しないか、と思っているうちに、とても冷たい雨が降り、冬が戻ったりする。
気持ちも冬に戻る。
いい加減な身体は、枝の上で震えている。
五感の信号がやっぱり気持ちを大移動させてしまう。
 雨に濡れる身体で、小鳥たちも何をしたらいいか、一応真剣に考えていると思う。
人間も結局はそんなに違わない。
そのほうがいいとも思う。


             ◎ノノ◎
             (・●・)

         「また、お会いしましょ」  2010年3月27日更新


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