アーサーおじさんのデジタルエッセイ484

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第484 「各駅停車の小さな町(今朝の夢)」


 おそらく仕事中の私は、出張に出掛けていたのだろうけれども、電車の中で眠ってしまったのだ。
各駅停車の電車はどこを走っているのだろう。
樹木に囲まれた停車駅のホームを見ると、見知らぬ駅名ばかりである。
これはまずい。
相当に遠回りをしているかもしれない。
出張の目的地に着いてくれるのだろうか?
不安になる。
降りてみる。
小さな町だ。
気がつくと黒いスーツである私は、ズボンを穿いていない。
どうしたのだろう。
慌てずに考える。
とにかく、どこかで下のズボンを買うことにしよう。
そうすれば仕事には間に合うに違いない。
駅で訊く。
「このへんに服を売っている店はありますか」
「ああ、あそこにあるよ」
みると何本ものブカブカに大きいジーンズが下がっている店舗が見える。
行ってみよう。
探索しながら近づいてみると、その1ブロックはその店に隣り合っていくつもの洋品店が並んでいるじゃないか。
これは大丈夫だ。

なぜか一緒の連れの女性と、見て回る。
ちょっと田舎っぽい店舗に声を掛け出してもらうと、白いデニムの、ややヤンキーなスラックスを出してくる。
しかも肩ひもがある。
「ああ、つなぎなんだね」と上着に合わせてみるが、今回の目的にかなわない。
別のものを依頼する。
 −−こんな感じだ。
夢に解説はない。
 でも、なにか気になる。
だから目醒めても覚えているのだ。
下半身というのはその人の無意識や本質だから、ネクタイを着けているくせに、私は無意識では仕事から外れていることになる。
小さな駅を旅している。
つなぎなどサラリーマンの仕事着ではない。
相応しい仕事着を探しているらしい。
小さな町も悪くはない。

             ◎ノノ◎
             (・●・)

         「また、お会いしましょ」  2010年3月7日更新


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