アーサーおじさんのデジタルエッセイ391

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第391 イッツビーンナハードデイズナイト


 たまには仕事が混んでたいへん。
それもあちこちを見詰めながら、顔色を伺いながら、言葉を選びながら、気を揉みながら、結論を慎重に選びながら、ただちにフォローの連絡を行い、ハードのインフラを用意し、チェックしながら、あるいは少しばかりミス(チョンボ)を補いながらの時を過ごす。
落ち着いて昼飯なんか食べてられない。
淹れた珈琲もデスクに放り出して、冷めたころ啜っている。
資料の大事なものと、ゴミに変身したものが同じ顔で散乱するデスクを余所見をしながら片付ける。
息が切れる。
パニくる。
そうして終了のゴングが鳴る。

ここだけはゴングが鳴っても、片付けや連絡は続く。
一日をなんとかまとめなければならない。
駅ビルの冷たい生ビールが目に浮かぶ。
喉を騒がす。ということは、もうすぐケリがつくということだろう。
 ソルジェニーチンの「長い一日」や、アウシュビッツの「自由への労働」や、ダモイに憧れるロシアの「強制労働」では、ただ一日が終わるだけ。
生ビールはやってこない。
イッツビーンナハードデイズナイト・・・「プハーッ!」と我々は、やっぱり幸せであるのだ。


             ◎ノノ◎。
             (・●・)

         「また、お会いしましょ」 2007年12月23日更新


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