アーサーおじさんのデジタルエッセイ199

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第199話 自分へのごほうび


会社に二人の昇格者が出て、ある会議で「挨拶」をしていた。

要するに、部長になったので“自分にご褒美をあげる”という話が出た。

ある人は「新しい背広」だったそうだ。そういえば、以前のある人はバッグなどの持ち物が突然「ルイ・ヴィトン」に変わった。

これは目立った。おウチでのお祝いが目に見えるようだった。

そして、最初の彼は「犬」だった。

蒼い目のチワワ(パソコンの画面にあった)。


「自分を褒めてあげる」というのはマラソンの有森さんが言い出した表現かもしれない。

心理学的な表現だと思う。

人格の中に、自分を育てる別の人格を作って、その目で自分を褒めるのだ。

両親を亡くしている人は、その両親の役割を自分でするのだろう。

今日は、会社の昇進というものが、受験生の合格みたいに、妙になまなましく、そしてややほのぼのと感じられた。

             ◎ノノ◎   
             (・●・)

         「また、お会いしましょ」   2004年2月7日更新


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