温泉物語 玉川温泉物語 その6-1
                                    平成17年11月6日更新
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 岩盤浴については、下記参考文献5の「玉川温泉の湯治について」杉江忠之助著にあるように、その医薬効能についてはいまだ全く不明である。時間は30分以内が圧倒的に多い。国立公園内であり、本来は杭(くい)一本打つにも環境省の許可が必要な地域であり、噴気孔からおびただしい水蒸気や火山ガスが噴出していることから、病を癒すためとはいえ、岩盤浴はほどほどにする必要があります。玉川温泉の医薬効能がもっとも高いゆえんは、強烈な湯にあります。

 何度も繰り返しますが、玉川温泉は、普通の温泉とは異なり、内湯の入湯、岩盤浴とも相当効果があります。つまりかなり強い湯ですから、注意してください。人によっては長時間入り過ぎて、1日目で体に湯中(あた)りのブツブツした湿疹が出る場合もあります。湯中りが出るようでしたら、必ず入湯後、かけ湯や露天の湯でやわらげるようにして下さい。そのまま入湯し続けると皮膚炎症がどんどん悪化し膿(うみ)を持つようになり、下着の洗濯が大変です。

岩盤浴は雨の日も続けられます 北投石(ほくとうせき)
湯川の湯花採取所
上は「湯治館そよ風」のフロントに飾られている本物の「北投石」です。

左は大噴から流れ出た湯川で湯花(ゆばな)を採取する所です。

玉川温泉は昔から次のような入湯の効果があるといわれています。

  1. リュウマチを含む神経痛
  2. 貧血症及び白血球減少症
  3. 皮膚病
  4. 体の免疫力や抗菌力の増強
  5. 疲労回復、健康増進
  6. 肝臓の働きを活発にする
  7. 全身の細胞の働きを目覚めさせ、若返らせる

 特に7番目の効果は素晴らしいものです。老人の肌が若い女性の手の甲の柔らかさになるので、今大騒ぎしている高額なエステなどに行かなくても、安くて、シワ取り効果もあり、体が細胞から若返るなんて夢のよう!

冗談はさておき、玉川温泉の良さがご理解いただけましたでしょうか。

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