アーサーおじさんのデジタルエッセイ364

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第364 薬指の苦悩・木曜日の不思議


 駅の構内のあるポスターが毎週金曜日に変わる。
それは週替わりの内容を告知する映画館のポスターである。
不思議なルールに気がついた。
改札口に向かう時に、それが替わっていると思い、覗き込む曜日が二度ある。
木曜日と金曜日である。
つまり、体感的に木曜日と金曜日は同じなのか。
チャンクという単位の考え方があって、人間の記憶は連続した五つのチャンクで覚えられるように出来ていて、それ以上だと苦労するというのである。

一週間は、月火、水、木金、土、日とセットにすれば5個のチャンクで済む。
そういう部分はあるかもしれない。
 薬指を動かそうとすると、小指もついてくる。
小指を動かしても薬指がついてくる。
これは、神経が5本に分かれているはずの指が、あまり行動に違いの少ないこの2本の指は、神経が一本でまかなわれている、つまり経済しているという話がある。
そういえば、子供の数が多い両親は、たいてい名前を間違える。というか、経済してすましている感じがある。
世界は意外におおざっぱなのである。

             ◎ノノ◎。
             (・●・)

         「また、お会いしましょ」  2007年6月9日更新


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