アーサーおじさんのデジタルエッセイ27

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第27話 いつも戸惑う 


  何も書く事がない。どうしたことだ。幸せなのか、その逆なのか?あまりに外の天気が良過ぎるのかしら?でも何か書こう。

 そう思う時、いつも戸惑う。何かを書けば、かならず書き残されるものが生まれるからだ。本当は何を書きたかったのだろう。

 選んだ時に、選ばれなかったものが「おーい、おいらはどうしてくれるんだ!」と声を立てる。黙っていれば何もかもが"成立"していたのに、「君、君」と選んだばっかりに、他の皆を切り捨てる。シンドラーのリストだ。

 オリンピック選手は金メダルを獲ろうとして青春を費やす。挫折したひとは悔しがってる。しかしメダリストもまた、なにかを失う。

 選び取った事で、別の人生を切り捨てている。挫折の果てに、淡く平凡な暮らしや、普通の恋が待っていたりするだろう。

 犬の散歩。懸賞が当たる。子供が留学する。静かな昼寝。人生とは不思議だ。いつも比べるものもないのに、良いとか悪いとか考えている。
レンタルビデオ1本でご機嫌も変わる。  
いいものに当たりますように。

             ◎ノノ◎ 
            (・●・)   

      「ふーん、そんなもんかあ」 2000年9月20日


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