アーサーおじさんのデジタルエッセイ113

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第113話 片恋。なんだっけ?それ。


UFOという言葉があるよね。

あれは「円盤」ではなくて、Unidentified fryng object『何かよくわからない、飛んでいる変なもの』という意味なんだよ。

だから人は、実によくUFOを見る。

それも、世界中に出る。

『未確認飛行物体』。

僕に言わせれば、これは『恋』のことでもある。

確かに飛んでいる。

その人にとっては、間違いなく目の前に存在するオブジェクト。

しかも“光って”いる。空に浮かんでいる。

でも、なんだか分からない。

きっと大変なものだ。なにか異星人からの知らせかもしれない。

きっと重大な意味があるに違いない。仲間に話すと、「バーカ、見間違いだろ!そんなんじゃないぞ」と言う。

J.K.ローリング(ハリーポッターの作者)もポルトガルのジャーナリストの男性と “電撃のロマンス”に落ち、結婚したが、まもなく離婚している。ビートルズだって、四人共、恋したはずの最初のカミサンと離婚している。

結婚する前、みんな間違いなくUFOを見たのだ。片想いを経て、それをやっと掴まえたのだ。

現実の自分が、現実の異性に『非現実の異性』を投影して、そうだと思い込む。

「僕は知っている。君は特別の女性だ。ね、そうだよね!」。

言われたほうは、じゃ、そういう事にしとこうか。となる。別に否定することでもないし・・。

あんなに一生懸命じゃ、「あたし、ただの女よ、」と言う必要ないね。

UFOだなんて思わず、ドーベルマンだと思った「野村さん」は失望もないから、怒らないし、離婚もしない。

ま、どっちみち「非行物体」だし「異性人」には違いないか。

そういえば、この頃、UFOが現れないなあ。


             ◎ノノ◎
             (・●・)

      「また、お会いしましょ。」 2002年6月2日更新


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